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本質的にちくらぎ

文芸サークル「本質的にちくらぎ」のページです!

オリジナルTシャツを作るために

 同人誌も今度で第五号になるわけで、そろそろブランド化というわけではないにしても、グッズも出してゆきたいなと思っております。まずはメンバーにも配りたいしシャツだろう、という独断と偏見と思い込みと予断でもって、オリジナルデザインシャツ(もっとスマートに「プリントウェア」と言うらしい)について調べてみました。

 

 「情報まとめたがり屋さんが情報をまとめてくれているだろう」と、ゆとりインターネット的な安易な気持ちで検索するも、なかなかまとまった情報が出てこない。ひさしぶりに「orz」のポーズをやりました。デザインフェスタとかであんなに出てるのに、パッと検索して、パッと出てこないなんて……。

 

 同人誌は、奥付を見れば「◎◎印刷所」みたいな名前が明記してあって、そのままどういうクオリティの本ができるかわかるけれど、シャツはブラドタグしかなくて、そこだけみてもしょうがない。とにかく断片的な情報を拾い集めてわかったのは、オリジナルシャツにもいろいろあるということだった。わかった範囲でまとめたので、たたき台か参考にしてもらいたいです。

 

・結局はこだわりの世界

 シャツとかTシャツと言っても、まちがいなく奥は深い。繊維の種類だとか言い始めたら、もうキリがない。かといって無知なまま低品質シャツを発注してしまっても意味がない。シャツにする意味がない。シャツの種類もあるし、プリントの種類もあります。なによりいちばんメインの「デザイン」の勉強までし始めたら、いつまでたっても発注できない。

 

・プロに頼むか、じぶんでやるか

 同人誌とおなじく、プロに頼むかじぶんでやるかしかない。私は、こういうことはプロフェッショナルにまかせたい人間なので、迷うことなくプロに。(自主制作系の情報はそこそこありました。物さえ揃っていればけっこうカンタンみたいですね)

http://nori510.com/archives/7917
http://lets-business.com/job/t-shirt/
http://tshirts-maker.com/matome/25.html

 

オリジナルプリントシャツ業界

 シャツ印刷業は、意外とにぎわっておりました。小さな事業ですが、コンスタントに受注があるのかもしれませんね。学園祭のクラスTシャツという大迷惑なものから、ノベルティ、記念品、プレゼント、デザイナーズなどいろいろ。

 

 そのおかげで、会社が乱立しており、料金ひとつ調べるのにひとくろうです。「シャツプリント業者100の料金表まとめ」というNAVERまとめを見かけましたが、100社も見るのだるすぎでした。

 

 ポイントは「自社工場を持っている」ことだそうです。なるほど融通もきくし、受注から作成・点検まで自社でやっているから料金も抑えられる。工場を持っているから、信頼もできる。そういう算段らしいです。

 

 業者を選んだら、(1)見積もり、(2)デザイン入稿、(3)商品を発注、(4)支払い、(5)生産、(5)受け取り、という流れが一般的っぽい感じでした。このあたりは同人誌と変わらないです。

 

 「料金が高ければいいものができるというわけではない」ところも同人誌とおなじで、中小企業がひしめく印刷業界という感じです。明らかに経営努力してないだろう、という印象のところもいくつかヒットしました。

 

・料金いろいろ

 検索画面では【1枚300円~】みたいな文句が書いてありますが、そこに出てくるのは「100枚以上」注文したときの格安値段だったり、「シャツ本体」(ボディ)の値段だけでプリントの値段は別料金だったり、いろいろなトラップがあって、プリントウェアビギナーの私にはなかなか過酷です。

 

 「こみこみ価格」のようなネーミングの、「シャツ本体の料金とプリントの料金」が一緒になっているものもあってありがたいのですが、どうも値段に巧妙なトラップがあって、シャツの発注枚数が多くなればなるほどじわじわ単価が高くなる(!)料金設定の業者もありました。よく見ないとだまされそうです。

 

 シャツ自体の値段にもいろいろあって、軽いシャツから重いシャツで数百円の差があります。ドライシャツとかコットンシャツとか、素材によっても値段が異なります。

 

 消費税とか送料とかもあって、安そうに見えて意外とかかることもありそうです。大きい買い物だけに、シビアにみてゆきたいところです。

 

・サービスいろいろ

 値段もさることながら、「発注のしやすさ」を訴えるひとも結構いました。私が実際に操作してみてやりやすかったのは、「Tplant」と「T1200」です。いちいちなにかを理解しながら手続きしなくとも、ある程度で直感的に操作できるためスムーズです。ユニクロの「UTme!」というサービスはスマートフォンでオリジナルシャツをデザインでき、そのまま発注できるサービスですが、かなり扱いにくかったです。

 

 「Tplant」や「T1200」「UTme!」のように、Adobe Illustratorを持っていなくともオンラインでそのまま注文できるようなシステムは、すばらしいと思いました。こういうサービスが増えるといいですね。

 

 また、プリントウェアで主流のシャツは、プリント用に安く品種改良された「CVT-085 PrintStar」というシャツらしいのです。そのシャツを使っている業者がもちろん多いので、ほとんどのオリジナルTシャツのタグが「PrintStar」になっている現状があります。このタグの付け替えまでやってくれる業者があるようです。

 

 個人的にはタグなんてあまり気にしませんが、ほんとうにブランド化を考えているひとたちにとっては、ありがたいサービスなのかもしれません。

 

 「Tplant」は全面プリントも得意としているようで、全面プリントの相談に乗ってもらえるのはありがたいですね。

 

・頼みかたもいろいろ

 ここまで「発注→受け取り→販売」という発想で考えてきましたが、そもそも販売のしやすさと在庫管理を考えるなら、印刷業者ではなく「キャンバス(canvath)」や「SUZURI」などの発注サービスを使うのがよいでしょう。キャンバスなら「1枚1,700円」で発注できて、在庫なしで運用できます。

 

https://www.canvath.jp/
https://suzuri.jp/
https://note.mu/suzurijp/n/n06990e8d9373?magazine_key=m41f68d89fc49

 

・シャツもいろいろ

 シャツには重さ(厚さ)を表す「オンス(oz)」という表示単位があるそうです。繊維新聞を読んでいながらまったく無知な私が説明するより、以下のサイトにわかりやすくまとめられています。流行は「3~4oz」らしいのですが、そんなもの明日には変わっているかもしれないので、うちではふつうの「5~6oz」のシャツを選びたいと思います。

 

http://www.tshirt.st/site/oz.html

 

 「プラスワン」という大手業者には、「レディースサイズ」というサービスがあって、これがなかなかレディーたちや同業者に好評だそうです。うちは割と女性の買い手が多いので、こういうのもありかなって思います。「プラスワン」、大手だけあって安いですね。

 

 プリントウェア用のシャツ自体のレビューをやっているかたもおりました。すごいとしか言えません。やはり強いのは「CVT-085」のようですね。

 

http://www.cstr.jp/article/tee_break/review/20150123cvt.php

 

・はんこ屋さんもプリントウェア

 みんな大好き「はんこ屋さん21」もプリントウェアの業界で活躍しておりました。ちょっと高い気もしますが、名前を知っている業者、都心ならだいたいどこにでも店舗がある安心感などは強いです。ユニクロやはんこ屋さん21などの名前には驚きました。

 

・結局どこがいいんだろう

 今回の調査のなかでは、だんとつ「Tplant」がよかったです。でも1,200円でかんたんに作れる「T1200」や、レディースサイズも展開している大手「プラスワン」、在庫管理ができる「キャンバス」、ユニクロの「UTme!」などなど、どれも捨てがたいし、甲乙つけがたいです。

 

 ほかにも安くて対応のよい人気業者「インファクトリー」、サイトが見やすく仕上がりのよい「プリントマーケット」、見積もりがわかりやすく(こみこみ価格です)オンラインで発注できる「ラブラボ」など、いろいろありました。自分に合ったところが見つかるとよいですね。

 

・その他のリンク先

東京シャツ http://www.tokyotshirts.com/ (オリジナルTシャツのニュースサイト)
プリントウェア用語集 https://tplant848.com/word (門外漢なのでめっちゃありがたいです)
印刷用語集(マニア版) http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:cW4lNpkf6tkJ:www.koei-printing.co.jp/glossary/+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp (光栄印刷会社の『印刷用語マニアックス』のキャッシュです。くわしすぎて興奮しました)